飛行機での長時間移動は、大人にとっても体力を使いますが、子どもにとってはさらに退屈で大変な時間になることがあります。「もう着いた?」「まだ〜?」と何度も聞かれたり、座席でじっとしていられなくなったり。子どもの落ち着きがなくなると、周囲の目を気にしてしまいますし、親としても心配で落ち着かなくなりますよね。
そこで今回は、パイロットの妻として、そして子連れで何度もフライトを経験した私が、自信を持っておすすめする「子どもが喜ぶ飛行機内アクティビティ5選」をご紹介します!
特に動きが活発な3歳から6歳くらいの幼児向けにお伝えします。これらのアクティビティを取り入れれば、親子で楽しく空の旅を過ごせるはずです。
創造力を刺激するお絵かき&シール遊び
飛行機の限られたスペースでも、クリエイティブな遊びを楽しむことができます。
おすすめアイテム
- お絵かきボード:繰り返し使えるマグネット式やホワイトボードタイプがおすすめ。
- シールブック:貼ったり剥がしたりできる再利用可能なシールセットは、手を汚さず楽しめます。
- ミニクレヨンや色鉛筆:折れにくいタイプを選ぶと安心。
- iPad:オフラインでも、お絵描きやぬり絵が楽しめるアプリがあります。子どもが書いた絵を保存できるのはデジタルの良いところですね。
ポイント
- 飛行機や空港をテーマにした塗り絵を用意すると、旅への興味が高まります。
- 親子でお絵かき対決をするのも楽しいですよ!
クルーへプレゼントしてみては?
ただお絵描きを楽しむのも良いですが、子どもが書いた絵にメッセージを添えて、コックピットクルーやキャビンクルーにプレゼントするのはいかがでしょうか?
長年フライトをしている夫は、これまで様々なものを乗客から頂いていますが、小さなお客様からのお手紙やイラストは、とても嬉しいそうです。クルーもほっこりした気持ちになります。
フライト中は、コックピットにいるパイロットには直接手渡しできませんが、キャビンクルーに頼んで渡してもらうことは可能です。
デジタルデバイスを活用した動画&ゲーム
機内のエンターテイメントは幼児向けのアニメもあります。個人スクリーンがない機材もあるので、子ども用のタブレットやスマートフォンを用意しておくと良いでしょう。適度なスクリーンタイムは、飛行機内での救世主になることも。
おすすめアイテム
- タブレットやスマートフォン:お気に入りの動画やアニメ、映画を事前にダウンロードしておく。
- 子ども向けアプリ:教育的なゲームやパズル、インタラクティブな絵本アプリなどが人気です。
- ヘッドホン:子ども用のサイズで音量制限機能付きのものを用意。
ポイント
- 機内Wi-Fiが使えないことも多いので、オフラインで利用できるコンテンツを準備しておきましょう。
- 長時間の視聴にならないよう、他のアクティビティと組み合わせるのがおすすめ。
簡単に楽しめるカードゲーム&小型ボードゲーム
カードゲームや携帯用のボードゲームは、家族で楽しむのにぴったりです。
おすすめアイテム
- UNOやトランプ:ルールが簡単で幅広い年齢層に対応。
トランプは4、5歳の幼児でも遊べます。ババ抜きや神経衰弱は簡単なルールで楽しめますし、数字を並べたり、数を覚えたりするのに役立ちます。 - マグネット式のチェスやすごろく:小型でピースが飛び散らない仕様が便利。
- クイズカード:旅先にちなんだテーマの問題を出し合うのも盛り上がります。
ポイント
- 機内では音を立てずに遊べるものを選びましょう。
- 他の乗客の迷惑にならないよう、座席内で完結するゲームがおすすめです。
読み聞かせ&ストーリーテリング
定番ですが、空港での待ち時間や機内で絵本を読むことは、子どもを落ち着かせるのに最適です。物語の世界に没頭する時間は、子どもにとって特別な体験となります。
おすすめアイテム
- 絵本や児童書:飛行機をテーマにしたストーリーを選ぶと旅気分が盛り上がります。
- オーディオブック:親が読むのに疲れたときの代替案として活用できます。
- 手作りストーリー:旅先の冒険を想像しながら親子で即興の物語を作るのも楽しい!
ポイント
- 子どもが好きなキャラクターや動物が登場する本を選ぶと興味を引きやすいです。
- 持ち運びが楽な軽くて小さな本、子どものお気に入りの本を用意しましょう。
- 静かに楽しめるアクティビティなので、周囲にも配慮できます。
機内限定のおもちゃ&サプライズアイテム
新しいものへの興味は、子どもを夢中にさせる最強の武器です。この日のために用意したおもちゃをサプライズであげます。
おすすめアイテム
- サプライズおもちゃ:普段渡していない小型のおもちゃを用意。開封のワクワク感が楽しさを倍増させます。
- 折り紙セット:親子で簡単な折り紙を作れば、思い出にもなります。
- ポータブルパズル:チャレンジしながら静かに遊べるアイテムです。100均のおもちゃが手頃で便利です。
ポイント
- 新しいおもちゃは旅の「特別感」を演出します。
- 時間を区切って少しずつ渡すと、長時間フライトでも飽きずに楽しめます。
好奇心を刺激する機内探検
子どもにとって、長い時間、座席に座っているのは難しいことです。シートベルトサインが点灯していなければ、機内を散歩してみましょう。
泣いたり、ぐずったり、お行儀が悪くなったときは、座席でなだめている必要はありません。それよりもトイレやギャレー、長い通路をゆっくりと歩くことで気分転換になります。
まとめ
飛行機内での過ごし方を工夫することで、子どもにとっても楽しい思い出にすることができます。今回ご紹介したアクティビティを取り入れて、親子で快適で楽しい空の旅を満喫してください。
特に「シールブック」や「タブレット」は手軽で効果的ですが、デジタルとアナログを組み合わせてバランスよく楽しむことがポイントです。
ぜひ次のフライトでお試しください!また、他にもおすすめのアイディアや体験談があれば、コメント欄で教えてくださいね。