パイロットの夫を持ちながら、妻が働くことには、一般的な共働き家庭とは違った難しさがありますよね。夫の不規則な勤務、家事や育児の負担、さらにはすれ違いが生じやすい生活…。
でも、大丈夫!しっかりと工夫すれば、仕事と家庭を両立し、充実した毎日を送ることができます。
この記事では、共働きのパイロット妻が抱える悩みと、その解決策を具体的に解説します。
パイロットの妻が直面する共働きの課題とは?
私は夫と知り合った時、夫はすでにパイロットでした。私は専門職で、不規則な勤務形態だったので、お付き合いをしている頃から二人で会う時間を合わせるのはとても大変でした。なので、結婚して子どもができたら自分の仕事をしながらは難しいだろうなと想像できました。
結婚してからも1年ほど仕事を続けましたが、不妊治療を機に私は外で働くことを辞めました。
それまで築いてきたキャリアを捨てるのは惜しい気持ちもありましたが、新しいことに挑戦して在宅でできる仕事に切り替えたことは後悔していません。
子どもが小学校に通うようになって、私は外で働くことを再開しました。現在もオンラインと会社勤めをしていますが、夫の協力と家事の効率化で、うまくいっていると思います。
職種や働き方にもよりますが、私が実際に経験した、共働き夫婦が直面する課題を挙げてみました。
夫の勤務が不規則で予定が読めない
パイロットの勤務はスケジュールがあるとはいえ、不規則で、早朝や深夜のフライト、連続で数日間の不在など、一般的なサラリーマンとは異なります。そのため、家族の時間を確保しづらいのが現実。
家事・育児の負担が妻に偏りがち
夫が長期間家を空けることが多いと、育児や家事の負担がどうしても妻側に集中してしまいます。「ワンオペ育児」状態になりやすく、仕事と家庭の両立が困難になるケースも…。
すれ違いによる孤独感
夫がフライトで不在が続くと、「一人でいる時間」が増え、精神的な孤独を感じやすいもの。「夫婦なのに単身赴任のような感覚…」と悩む妻も多いです。
キャリアの維持が難しい
仕事を続けたくても、夫の勤務体系と子育ての両立が難しく、キャリアを諦めざるを得ないケースも少なくありません。「自分も社会で活躍したいのに…」と悩む人も多いでしょう。
共働きを成功させるための工夫とポイント

正直、パイロットの妻になると、無理に働かなくてもそれなりの暮らしができます。私自身、夫から「家事、育児を優先して」と言われたこともありますが、自分のこれまでの経験や資格を無駄にしたくなかったこともあり、共働きを選択しました。
共働きは自分一人ではうまくいきません。仕事内容や勤務体系などによりますが、共働きを成功させるには工夫が必要です。
家事・育児を効率化する工夫
家事は「完璧」ではなく「効率重視」
「全部自分でやらなきゃ!」と思わずに、家事を手抜きする勇気を持ちましょう。
育児の負担を分散させる
育児は無理に一人で行う必要はありません。大変な時は、誰かに頼って良いのです。
「ワンオペ」を避けるための工夫
・一時保育やファミリーサポートを活用
・夫がいる日は「育児デー」を設定し、しっかり担当してもらう
・義実家や実家の協力を積極的に求める
夫がいないときの「お守りルール」
「子どもと二人きりが辛い…」という方は、ルーチンを作ると楽になります。
たとえば:
・平日は決まった時間に外遊び&お昼寝
・フライト先でも必ず「ビデオ電話」で夫と会話
夫婦の時間を意識的に作る
短い時間でも「質の高い会話」を
「長く一緒にいること」よりも「内容の濃い時間を過ごす」ことを意識しましょう!
・5分でもLINE通話をする(「今日どうだった?」とお互いに話す)
・フライト前後の時間を大切にする(帰宅日はゆっくり二人で食事を)
・記念日や休みを事前に共有し、特別な予定を入れる
デジタルを活用したコミュニケーション
・Googleカレンダーで夫婦の予定を共有
・「おやすみLINE」や「おはようLINE」を習慣化
・子どもの写真や動画を夫にこまめに送る(夫も育児参加しやすくなる)
キャリアを続けるためのポイント
どうしても自分のキャリアが大事なら、どうやったらキャリアを継続することができるか考えましょう。
フレキシブルな働き方を検討する
・リモートワークや時短勤務を活用
・フリーランスや副業など、時間に融通が利く仕事も視野に入れる
キャリアの「長期戦略」を立てる
・「数年間は育児優先、子どもが大きくなったら本格復帰」といった長期的なプランを考える
・資格取得やオンライン学習を活用し、将来のキャリアの準備をする
共働きを続けるために大切なマインドセット
「完璧な妻・母」でなくてもいい
全てを完璧にこなそうとすると、精神的に追い詰められてしまいます。「できる範囲でOK!」という気持ちを大切にしましょう。
「一人で頑張らない」ことがカギ
・「助けを求めるのは悪いことではない」と意識する
・周囲のサポートを積極的に活用する(行政サービス、ママ友、家族など)
夫と一緒に「チーム」として取り組む
・「妻の仕事も大切」という意識を夫と共有
・夫が不在のときでも、育児や家事をリモートでサポートしてもらう工夫をする
まとめ
パイロットの妻として共働きを続けるには、夫の勤務に合わせた柔軟な生活設計と、家事・育児の効率化が大切です。
「パイロット妻だからこそできる働き方」を見つけ、充実した共働きライフを送りましょう!