パイロットの健康管理「運動編」:パイロットを支える運動習慣

パイロットの健康管理、運動編

パイロットという職業は、長時間座りっぱなしになるフライトや時差を超えた勤務、ストレスの多い環境など、身体に大きな負担がかかります。そのため、定期的な運動は、パイロットが健康を維持し、航空身体検査にパスするためにも欠かせません。

この記事では、実際にパイロットの夫が行っている運動や、パイロットが取り入れやすい運動習慣やジムでの効果的なトレーニング方法について、また妻としてどのようにサポートできるかをご紹介します。

目次

パイロットと運動の重要性

パイロットは、コックピットに入ったら目的地に着陸するまでほとんど動きません。1、2時間の近距離フライトでさえ、折り返し便の場合は、外に出ないこともあります。外に出て機体を点検をする時やトイレくらいでしょうか。 

短距離フライトは、一日3、4便飛ぶこともありますが、ほぼ座りっぱなしだそう。乗客は降りてもパイロットはコックピットで待機しているんです。

夫は長距離路線がメインで、たとえば東京ーパリのような長距離フライトになると、クルーレストと呼ばれるベッドで休むことがあります。軽くストレッチしたり、機内を少し歩いたりはするそうですが、狭い機内で出来る運動は限られます。

長時間の座位が及ぼす健康リスク

フライト中、パイロットは長時間同じ姿勢で座ることが多く、血流の低下や筋肉の硬直が問題になります。これにより、腰痛や肩こり、さらには深部静脈血栓症(DVT)などのリスクも高まります。

航空身体検査の基準をクリアするために

パイロットは、年に1、2回、航空身体検査があります。航空身体検査では、血液検査、心肺機能や血圧、体重などがチェックされます。夫も年齢が上がるにつれて、健康の維持は難しくなってきています。特に血圧ですね。

食生活も関わってきますが、運動習慣を取り入れることで改善・維持できるため、定期的なトレーニングが必要不可欠です。

パイロットに適した運動の種類

パイロットに適した運動の種類は、どんなものがあるでしょうか?

パイロットの友人には、健康オタクやスポーツ好きが何人かいます。スポーツは、マラソン、サイクリング、テニスをしている人がいます。ジムに通っている人が圧倒的に多く、フライトスケジュールが不規則でも、いつでも手軽に出来る運動が好まれています。

有酸素運動

有酸素運動は、心肺機能を高め、血流を改善する効果があります。心臓や血管の健康を保つために、週3~5回、30分以上の有酸素運動を取り入れるのが理想的です。

夫はステイ先のホテルのジムやプールを利用して行うこともあります。

おすすめの有酸素運動例

  • ランニングやジョギング
  • サイクリング
  • 水泳
  • トレッドミルやエアロバイクでのトレーニング

筋力トレーニング

筋力トレーニングは、筋肉量を維持・増強し、姿勢改善や基礎代謝アップにつながります。特にコアマッスル(腹筋・背筋)を鍛えることで、長時間のフライト中の姿勢維持や腰痛予防に役立ちます。

おすすめの筋トレメニュー

  • スクワット:下半身の筋力アップと体幹強化
  • デッドリフト:背中と脚の筋力向上
  • プランク:腹筋と背筋を効率的に鍛える
  • ベンチプレスやダンベルを使ったトレーニング:上半身の筋肉を強化

柔軟運動(ストレッチ)

柔軟性を高めることは、怪我の予防や筋肉の緊張緩和に効果的です。フライト前後やトレーニング後にストレッチを行うことで、筋肉の回復を促します。

おすすめのストレッチ方法

  • ハムストリングのストレッチ
  • 背中や肩のストレッチ
  • ヨガやピラティスのポーズ

私はヨガをしていますが、夫は体が硬いこともあり、一緒にやりたがらずです。

フライトのない日のジム活用法

休日が決まっているなら曜日でジムのアクティビティを入れて習慣化出来るのですが、不規則なスケジュールでは、ジムに通うことすら面倒になりがちです。

24時間空いているジムは、パイロットのような不規則なスケジュールの人にとって便利ですね。夫と一緒にジムに行って、私も汗を流します。大体いつも同じようなメニューですが、参考までに夫がやっているメニューを書いておきます。

夫は筋力トレーニングをしっかりやってます。上半身、腕の筋肉はしっかりしてますが、シックスパックなないです。。。

トレーニングメニュー例(60分)

  1. ウォームアップ(10分)
    ランニングマシンやエアロバイクを使い、軽い有酸素運動で体を温めます。
  2. 筋力トレーニング(30分)
    • 上半身:ベンチプレス、ダンベルカール
    • 下半身:スクワット、レッグプレス
    • 体幹:プランク、腹筋ローラー
  3. 有酸素運動(15分)
    トレッドミルやクロストレーナーで心拍数を上げます。
  4. クールダウンとストレッチ(5分)
    全身のストレッチで筋肉をリラックスさせ、疲労を軽減します。

このような効率的なトレーニングメニューを組むことで、限られた時間で最大の効果を得ることができます。

妻としてできるサポート

パイロットの妻としてできるサポートもいくつかあります。

モチベーションを高めるサポート

運動を続けるには、モチベーションが重要です。夫が運動を楽しみながら続けられるよう、ポジティブな声かけを心がけましょう。例えば、ジムでの頑張りを褒めたり、トレーニング成果を一緒に確認したりすることが効果的です。

一緒に運動を楽しむ

夫婦で一緒に運動を楽しむのも素晴らしい方法です。例えば、週末にジョギングやサイクリングをしたり、ヨガやピラティスのクラスに参加したりすることで、健康的な時間を共有できます。

共通の運動の趣味があると良いですね。私と夫が一緒にできるスポーツと言えば、ジョギングと水泳くらいでしょうか。子どもが大きくなるにつれて、私よりも子どもとサッカーやテニスをすることが増えたと思います。

トレーニング環境のサポート

夫がトレーニングをより快適に行えるよう、運動用ウェアやサプリメントを用意するのもおすすめです。また、ジムで使いやすいプロテインシェイカーやタオルなど、実用的なアイテムを揃えておくと便利です。

運動と健康管理を両立させるコツ

睡眠と栄養のバランス

運動だけでなく、睡眠や栄養も健康管理には欠かせません。運動後のプロテイン補給や質の良い睡眠を確保することで、運動効果を最大限に引き出せます。

夫はプロテイン飲料やビタミン剤を摂取しています。私は時々ですが、果物や野菜のスムージーを作ったりもします。

ストレス管理

運動はストレス解消にも役立ちますが、ストレスを抱え込みすぎると体調を崩す原因にもなります。夫がリラックスできる時間を作ることも、妻としてのサポートの一環です。

まとめ

パイロットの夫が健康を維持し、航空身体検査をパスするためには、運動習慣が不可欠です。有酸素運動、筋力トレーニング、柔軟運動をバランスよく取り入れ、ジムでのトレーニングを効率的に行いましょう。また、妻としてモチベーションを高めるサポートや、一緒に運動を楽しむ姿勢が、夫の健康管理をより効果的にする鍵です。

愛する夫の健康を守ることも一つですが、私は自分自身のためにも運動習慣を取り入れ、健康的なライフスタイルを築いていこうと思っています。

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